九州地方から続々と梅雨明け宣言が出ておりますが、本格的な夏がもう目の前にきていますね。
梅雨に入り、毎日のようにニュースに出てくる「熱中症」という言葉ですが、総務省のHPで「都道府県別」「年齢別」「発生場所別」などの【熱中症による救急搬送者数】が発表されているのをご存じでしょうか。
その数値の中で、今回注目するのが『発生場所別』の熱中症による救急搬送者数です。
熱中症による救急搬送者数(発生場所別)
総務省消防庁の出している昨年6月~9月の「熱中症による救急搬送者数」によると、住居や仕事場など主に「屋内」での熱中症が6割以上を占めていることがわかります。
住居43.4%、仕事場➀(道路工事現場、工場、作業場等)10.9%、教育機関4.5%、公衆(屋内)6.7%⇒65.6%
スポーツをしていたり1次産業に従事されている人など、屋外で活動している人の方が熱中症の被害が多いイメージですが、屋内での熱中症患者が圧倒的に多いことがグラフからわかるかと思います。
なぜ、屋内で熱中症が起こるのか
理由はさまざまですが、主に3つあります。
➀室内の環境(室温、湿度)
②体調不良
③行動(水分補給できない、長時間の作業)
積極的な水分補給やエアコンなどの空調を有効的に使う(我慢厳禁)などの対策を行いましょう!
熱中症アラート
熱中症予防のための新たな情報発信「熱中症警戒アラート」が令和2年7月から試験的に導入されました。熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけや熱中症予防への行動をとってもらうことを促すための情報です。
対象の日の前日17時と当日5時に気象庁より毎日発表されています。メールで配信するサービスも行われています。
工場や倉庫といった建物のリフォーム工事を通して暑さ対策をご提案していますが、まずは個人個人で、こういった情報を得る、セルフケアを行う、日々の意識を高める等で、熱中症対策を行うことが必要ですね。