インターネットで、[畜舎 暑さ対策]で検索すると
いろんな暑さ対策がみつかります。

ミスト(細霧)や大型扇風機、換気扇、断熱パネル。
少数ですが、気化熱を利用するグリーンカーテンや
屋根への散水、石灰を屋根に塗布しているところもあります。

しかしながらこれをやれば効果が出る!というのはないような気がします。
上に挙げたようなものを複合的に取り入れながら
試行錯誤している畜産農家さんが多いような印象です。

農林水産省からも
「暑熱による畜産関係被害状況と技術指導の徹底について(2010.09.03)」で
暑熱対策リーフレット】が発行されています。

暑いと「夏バテ」で牛や豚、鶏はえさを食べなくなります。
特に牛は暑くなりすぎると汗による温度調節が間に合わなくなり
熱量の供給(エネルギー源=えさ)をストップさせるようです。
※豚や鶏は汗腺がないとのこと

えさを食べなくなると・・・
大きくならないし(肉牛)、乳量(乳牛)も減ります。
一番こわいのが、ヒートストレスで死んでしまうこと。

牛は寒さには強いので、この暑さによるストレスを軽減できれば
畜産農家さんはすごく助かるわけです。

先日、牛舎ではないですが、厩舎の暑さ対策のご依頼をいただいて
現調に行ってきました。来期のために検討しているとのこと。

上の写真はその厩舎の屋根です。
スプリンクラーを使って屋根を冷やしていました。
厩舎の中では大型の扇風機がいくつかあって馬に直接あてていました。

工場とは違って低めの屋根
明り採りのビニール部分:52.0℃(外気温:34℃)
スレート屋根部分:38.8℃(外気温:34℃)

現状、畜舎関係のECO遮熱工法®施工実績は
奈良県の牛舎1棟のみですが、工場や倉庫では数多く施工させていただいて
効果を実感しているので今回の厩舎でも効果を発揮してくれると思います。

良い提案ができるよう準備を進めたいと思います!

牛舎、豚舎、鶏舎など、暑さ対策でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
https://www.itobankin.co.jp/contact

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