5月25日に気象庁より3か月予報が発表されました。
東海エリアの平均気温は「高い確率50%」との予報。
年々、夏が暑くなってきていることを実感しますが、今年の夏も暑くなりそうです。
さて、前回に続き、「コロナ禍における“3密“を避けた、工場向け暑さ・熱中症対策」について。
今回は「換気」について書かせていただきました。
前回のコラムはこちらからご覧いただけます
⇒2020.5.18【連載】コロナ禍における“3密“を避けた、工場向け暑さ・熱中症対策
【トピック】
●換気をしましょう
●そもそも換気とは?
●換気回数は毎時2回以上
政府は「3つの密(密閉・密集・密接)」を避け、建物内に風の流れをつくり密閉空間を作らないために、窓がある部屋では
・2方向の窓を、1回、数分間程度、全開にしましょう。換気回数※は毎時2回以上確保しましょう
・窓が1つしかない場合でも、入口のドア開けてドアの窓の間に空気を流す。扇風機や換気扇を併用しましょう
と呼びかけています。
参考ページ:厚生労働省
※換気回数:部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数
サッシメーカーのYKK AP株式会社様のページにて、換気のメカニズム、換気の方法等わかりやすく掲載されています。ご参考までに。⇒窓がポイント! 住まいのじょうずな換気方法
そもそも「換気」とはどういうことをいうのでしょうか??
【換気とは】
部屋などの空気を入れかえること。部屋の中にある汚染物質を薄めたり、外に出して、新しい空気を入れること。
【汚染物質(人間に対して悪い物)とは】
⼆酸化炭素(CO2)、⼀酸化炭素(CO)、ホルムアルデヒド(HCHO)、ハウスダスト、花粉、細菌、ウイルスなどがあります。
換気をせず、何もしなければ、部屋の中にそういった汚染物質がどんどんたまっていくことになります。また、そこで作業をする人数が多ければ多いほど、発生する汚染物質は増えるので、汚染物質がたまっていくスピードも早まります。
はじめに書いた「換気回数は毎時2回以上確保」という政府からの呼びかけ。
これを読んで、初見では「1時間に2回窓を開け閉めしたらいいんだな」と感じました。
間違いではありませんが、それでは足りないと感じました。
住宅の場合であれば、数分間程度で大丈夫かもしれませんが、工場などでは、作業をしている人数が多く、また空間が大きいため、汚染物質がたまりやすく、また空気が入れ替わるのに時間がかかってしまいます。
・換気の回数を増やす
・換気の時間を長くとる
・換気扇を設ける(設備投資)
・窓などの開口を開けっ放しにしておく(常に空気を入れ替えている状態)
換気の数や長さに関しては、工場の管理をされている方の積極的な呼びかけが必要ですね。
コロナが終息するまで、2,3年はかかると言われています。これからはコロナと共存しながら、積極的な対策を行いながら、工場を稼働させていきたいものです。
なおかつ、これからやってくる暑さや寒さに対してもしっかりと対策も取っていきたいですね。
対策の一環として、弊社が一番におすすめしているものは、こちらのコラムの初回にご紹介しましたECO遮熱工法Ⓡです。次回以降で詳しくお話しできればと思います。
まだ初回をご覧になっていらっしゃらない方はこちらもぜひご一読ください。
予告
次回以降掲載予定のコラムを簡単にご紹介。
- エアコンで換気はできない?!
- ECO遮熱工法Ⓡとは
- 今すぐにできる暑さ対策とは?
- 暑さだけしのげばいいのか?
- 2,3年続くことを見越した対策について
新たな情報が入れば、適宜追加変更していきます。
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連載
2020.5.18 01 コロナ禍における“3密“を避けた、工場向け暑さ・熱中症対策
2020.5.27 02 コロナ禍における“3密“を避けた、工場向け暑さ・熱中症対策~「換気」
2020.5.30 03 コロナ禍における“3密“を避けた、工場向け暑さ・熱中症対策 ~「エアコンと換気」