開催日:2025年6月25日(水)
参加者:4名

今回は、大阪・関西万博におけるカーボンニュートラルの取り組みについて学びました。万博の会場では、実際にどのような脱炭素の取り組みが行われているのかを知ることができ、未来に向けた環境技術や展示を通して、カーボンニュートラル実現に向けた工夫を学ぶ貴重な機会となりました。

大阪・関西万博の概要

開催期間:2025年4月13日~10月13日
会場  :大阪市夢洲
参加国 :150か国
テーマ :「いのち輝く未来社会のデザイン」

大阪・関西万博とSDGs・脱炭素

・理念:持続可能な未来の社会を実験及び提示
・SDGsゴール13(気候変動に具体的な対策を)への貢献

再生可能エネルギーの活用

・会場電力を100%再生可能エネルギー(太陽光・バイオマス等)にする
・非化石証書付き*の電力購入

非化石証書付きとは

非化石証書付きとは…「この電気は再エネ(太陽光、風力、水力など)や原子力などの“非化石エネルギー”から作られました」という証明書のことです

水素エネルギーの導入

・水素ステーションの設置
・燃料電池バス(水素を燃料にして電気を作り、その電気でモーターを動かして走るバス)・自動運転車の運行

🔋仕組みのポイント

 水素(H₂)をタンクに充填
 車内の燃料電池で、水素と空気中の酸素(O₂)を反応させて電気を発生
 その電気でモーターを回して走行
 排出されるのは水だけ(CO₂ゼロ)

・再生可能エネルギー由来のグリーン水素活用(再生可能エネルギーを用いて発電されたものがグリーン水素です)

建築と資材の工夫

・木材(CLTなど)を活用した低炭素建築

CLTとは

(CLTとは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略で、ひき板を交互に直角に重ねて接着した、厚みのある大判の木材パネルです)

・解体時、再利用可能な仮設建築
・資材輸送のCO₂排出も最小化

サーキュラーエコノミー

・リユース食器やリサイクル素材の利用
・ゴミゼロチャレンジ
・廃棄物の分別回収と再資源化

最新の環境技術(CCUS)の展示

・DACネガティブエミッション実証プラント
・CO₂貯留技術
・アスファルト舗装材料へのCO₂固定技術
・メターション実証(CO₂から未来の都市ガスeメタンの製造)
※RITE未来の森・カーボンリサイクルファクトリー化けるLABOにて実際の技術見学が可能

まとめ

万博の大きな意義は「未来の当たり前」を社会に占めることにあります。脱炭素技術等が実際に人々の生活にどのように取り入れられるのかを体感できる場であり、未来技術の一般化への足がかりになります。
また、会期後もその知見は夢洲の都市開発に生かされる予定です。

感想

万博において未来の暮らしを色々体験出来たり見学出来るということで実際にリアルに体験してみてそこから色々な気づきを得てきたいなと感じました。


国内の様々な展示会でカーボンニュートラルの先進的な取り組みはこれまで紹介されているけど、一般に向けたものを少ない気がします。万博で各国の食文化や伝統などを体験しながら、二酸化炭素回収技術やグリーン水素などといった脱炭素に向けた最新技術を学ぶことができるのはとても良い機会だと感じました。


未来に向けた挑戦を強く感じました。
万博だけにとどまらず、こうした取り組みがさまざまな場所へと広がっていけばいいなと感じました。また、万博が終わった後も、未来に向けてカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが継続していくことを願っています。


万博の展示内容を全くしりませんでした。今回、お話を聞くことで、万博という機会を使って、カーボンニュートラルの取組をより多くの人に知ってもらうことが出来るのだと知りました。万博自体に興味がありませんでしたが、行ってみたいと思いました。いいプレゼンをありがとうございました。

参考にしたサイト

EXPO2025大阪関西万博公式ウェブサイト
https://www.expo2025.or.jp/

大阪・関西万博 未来の森
https://rite.or.jp/expo2025/

大阪・関西万博 化けるLABO
https://www.daigasgroup.com/expo2025/methanation/

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