
開催日:2026年2月25日(水)
参加者:4名
今回の勉強会では、セブン-イレブンで展開されているセブンカフェのコーヒーについて学びました。
このコーヒーは、次世代エネルギー「水素」を活用して焙煎されたもので、セブン-イレブンとUCC上島珈琲㈱が共同で開発した取り組みです。身近なコンビニ商品にも脱炭素の技術が取り入れられていることに驚かされるとともに、水素エネルギーの新たな可能性を感じました。
販売開始からまだ数か月ですが、今後どのように消費者へ広がっていくのか楽しみです。

商品の詳細・特徴
商品名:セブンカフェ水素焙煎コーヒー(※㈱セブン-イレブン・ジャパンとUCC上島珈琲㈱が共同開発)
発売日/販売エリア:2025年10月28日(火)から全国のセブン-イレブン店舗で販売

特徴
・水素焙煎という新しい焙煎方法を採用したコーヒー
・通常と比べて雑味が少なく澄んだ味わいでありながら、
飲みごたえのある味わいを実現
・コーヒーが苦手な方でも飲みやすい風味
水素焙煎とは
焙煎時にCO₂を排出せず、脱炭素、環境負荷低減にも貢献。
いつものコーヒーを水素焙煎に切り替えた場合、毎日2杯(例えば朝の1杯、午後の1杯)で、年間に植林1本分のCO2排出削減効果があります。
| 一般的な焙煎 | 水素焙煎 |
|---|---|
| 焙煎の熱源は天然ガス(都市ガス、プロパン) CO₂排出あり | 焙煎の熱源は水素、おいしくてCO₂の排出はゼロ |

水素焙煎珈琲製造と水素調達について
大型水素焙煎機「ハイドロマスター(HydroMaster)」は静岡県富士市にあるUCC富士工場に設置。
山梨県甲府市にある「米倉山電力貯蔵技術研究サイト」にて製造された『グリーン水素』を使用。

次世代エネルギー「水素」について ~水素はどうやって作る~
主な製造方法
| 区分 | 改質法 | 電解法 |
|---|---|---|
| 原料 | 天然ガス・石炭などの化石燃料 | 水(H₂O) |
| 仕組み | 化石燃料から発生したガスから 水素を取り出す | 電気で水を分解(H₂O → H₂ + O₂) |
| 発生物 | 水素+CO₂ | 水素+酸素 |
| CO₂排出 | あり | 再エネ電力の場合なし |
| 課題 | CO₂排出 | 装置コスト・再エネ電力の安定確保 |
水素の種類
| 種類 | 製造方法 | CO₂の扱い |
|---|---|---|
| グレー水素 | 改質法 | CO₂をそのまま排出 |
| ブルー水素 | 改質法 | CO₂を回収・貯留 |
| グリーン水素 | 電解法(再エネ電力) | 実質ゼロ |
水素は製造方法によって環境負荷が大きく異なるエネルギーです。
今回の事例は、グリーン水素を活用することで、日常の商品においても脱炭素への貢献が可能であることを示しています。
参考にしたサイト
セブンイレブンニュースリリース2025
「セブンカフェ」から「セブンカフェ 水素焙煎コーヒー」が登場 ~未来をつくるコーヒー~https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2025/202510241130.html
日経BP「メガソーラービジネス plus
UCC、「水素焙煎コーヒー」量産、山梨から水素調達(2025/04/25
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/04967/?ST=msb
ふるさとチョイス 山梨県甲府市「”おいしい。しかも環境にいい”次世代のコーヒー CN 水素焙煎コーヒーダークロースト豆 300g」
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/19201/6876426
経済産業省 資源エネルギー庁「次世代エネルギー「水素」、そもそもどうやってつくる?」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/suiso_tukurikata.html
感想
水素というと水素自動車が思いつきますが、なかなか普及してこないなと感じていたので、コンビニコーヒーという身近なところからクリーンなエネルギーと言われている水素が少しずつ身近なものになっていけばいいなと感じました。
水素自動車以外で水素という言葉を日常であまり聞かないが、最も身近なコンビニで「水素焙煎」というワードを目にして興味を持った。
CO2を発生させないクリーンエネルギーとして「水素エネルギー」が注目されているが、その水素を製造するためにエネルギーを使用してしまっては本末転倒だと感じ水素について調べた。水素の運搬や水素をクリーンに製造する水電解装置、大量の電力供給など課題は多いが環境に優しいという面以外にも水素の可能性について触れることができ学ぶことが多かった。
日常的に消費されるコーヒーに環境配慮の視点を組み込んでいる点が、非常に興味深いと感じました。
この取り組みが広がり、コーヒー業界全体に波及していくことで、環境負荷低減の動きがさらに広がっていくのではないかと楽しみにしています。
UCCという珈琲の会社さんが、このような取り組みをされていることを初めて知りました。「カーボンニュートラルの取組を、うちでもできることは無いか?」と考えて、このように実践されていることに感動しました。そして、それを一般の人たちが目にするコンビニで販売するという、より広い人たちに身近に感じてもらうという取り組みへと発展されている。こんな考え方を持つということの大切さを教えてもらいました。
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